私は品質管理課で潤滑油の品質検査を担当しています。工場で製造した製品は必ず品質検査をしてから容器に充填しますが、まず朝一番にローリーで運ばれてきた材料の検査を行い、その後、製造された製品の品質検査を行っています。検査の内容は、密度、粘度、引火点などの一般性状検査に加えガスクロマトグラフィーによる成分検査などで、グリースタイプの場合はこれ以外に稠度(硬さ)の検査も行います。
1日にどれくらいの検査をするかは、前日に大体分かりますが、その日になってみないと分からない部分もあり、製造のペースに合わせて行います。検査で最も大事にしているのは「確実に」行うこと。手順書に沿って検査機器の準備を確実に行い、間違いのないように確実に検査をしていきます。試験終了後は試験指図書にデータを記入し、製造担当者に連絡、及びデータベースへの入力作業をして業務終了となります。これを1日に多い時で15回ぐらい繰り返します。“より高品質を目指し、一定した品質の製品をお客様に届ける”ことを目指し、段取りよく確実な検査を行うことにやりがいを感じています。
品質管理の仕事は、製品の品質を保つ最後の砦だと思っています。品質検査を確実に行うのは当たり前のことです。それぞれがスペシャリストとしての自信と責任感を持ち、常に後工程はお客様という気持ちで業務にあたっています。
私自身は、スマートな仕事を心掛けているので、ここに何があればうまくいくのか、何を準備しておけば効率が良いのか、動線も踏まえ業務の効率を常に意識しています。また今のやり方がベストではないと思っていると、いろいろとアイデアが出てきます。また疑問点はそのままにせず、先輩や上司に聞いたり調べたりし、改善できるところはどんどん提案していきます。そうすることで自分自身が成長できると共に、課員のためにもなると考えています。「仕事はスピーディーに効率よく」をモットーに、より働きやすい職場にするために頑張ります。
検査機器の準備をして材料の受け入れ検査を行い、合否結果を担当者に連絡。
検査する製品の数は、
多い時で15製品ぐらいあります。
器具の片付け、デスクワークをすませ明日の検査内容を確認します。
品質検査の時にかける防護メガネ。製品が油剤のため、常に取り扱いには注意しています。
バレーボールをしている高校生の長女のお弁当を作ります。
掃除、洗濯などの家事をします。
(つかの間の休憩)
仕事と家庭の両立は大変ですが、とにかく楽しんでいます!