千葉工場では、入社以来、流動パラフィンの製造に携わっています。製造工程は、大きく分けて反応、抽出、仕上げの3段階に分かれており、現在は仕上げの工程を担当。具体的な業務は、制御室で製造設備を監視・管理したり、現場で設備や製品の状況を点検したりすることです。機械は連続処理で動いているので、ある箇所でトラブルが起こると多方面に大きな影響が出てしまいます。よって、発生した問題に対応しつつ、製品を安全に供給し続けられるようコントロールすることが私に課せられた使命です。何事もなく生産ができているということは、お客様にも問題なくお届けできるということ。このような状態を実現できているとき、やりがいを感じます。
最近は、生産性向上に向けた活動にも注力しています。装置の不具合を洗い出し、さらに効率よく安定稼働させたいと考えています。
生産は24時間止まることがないため、出勤時間は、朝、夕方、夜の3交代制。不規則な生活になってしまいますが、毎日楽しく出勤しています。
制御室では、工程が模式化された画面をみながら、原料が設定にあった量で流れているか、粘度や温度が正常値か、など様々な項目をチェック。一方、製造現場では、ポンプなどがうまく作動しているか、添加状態は問題ないか、などを直接見て確認します。いつもと違う音がしていないかなど耳で判断することも。求められるのは、異常をいち早く察知し、あわてず適切に処理する力。現場の見回りは1時間に一度と決められていますが、あまり時間にこだわらず、少しでも異変を感じたらすぐに現場に赴き、確かめるようにしています。
職場は、若手からベテランまでさまざまな年代の人がいますが、年の差を感じないほど仲が良いです。全員で協力して設備を管理できているという一体感があります。工場は交代制のため、普段は限られた人数でしか顔を合わせられませんが、2か月に一度の設備の運休日は、全員が休める貴重な機会。皆で食事に出かけるなどしてリフレッシュします。
夕方勤務の担当者から、流量や装置の状態、トラブルの有無などの報告を受けます。その後、実際の状態を確認。
制御室と現場の見回りを定期的に実施。空いた時間で5S活動も行います。
製品が仕上がっているかどうか、不純物が取り除かれているかどうかを検査します。
交代で食事をとります。
日報に記入し、朝勤務の担当者に引き継いで業務終了です
いつも胸のポケットに入れて持ち歩いているpH試験紙。頻繁に製品のpH値をチェックしています。
休みの日でも早く目が覚めます。
ゆっくりと朝ごはんを食べます。
午前中のスーパーは空いているので、食品の買い物などはこの時間帯に済ませます。
自炊の時も多いです。
邦画・洋画、ジャンル問わず何でも観ます。
音楽を聴いたり映画を観たり、仲間と食事をしたりしてリフレッシュ
流動パラフィンの製造に携わってはや15年。新人の頃は、危機的なトラブルを起こしてしまい、先輩たちに助けてもらいながら何とか切り抜けたこともありました。最近は後輩の指導も任される立場。かつて先輩にそうしてもらったように、自分もこれまでの経験から得た知見を引き継いでいきたいと思っています。
2015年9月からは班長になり、業務の幅が広がりました。班長は、スルホン化装置、合成加工装置、ボイラー・排水装置すべての運転を監視しなければならず、全体を見渡す広い視野が求められます。強い責任感、メンバーを引っ張る力も重要。新しく学ばなければならないことも多いですが、仕事の習熟度を高め、一歩一歩成長していきたいです。