赤穂工場では、自衛消防隊を組織し、地震や津波、火災などを想定した各種の防災訓練を行っています。年に一度実施する避難訓練、消火訓練には、従業員のほぼ全員が参加。赤穂市指定の避難場所まで避難したり、消火設備を用いて実際に放水する訓練を行います。
また、赤穂工場は海に隣接していることから、自衛消防隊が主体となり、海域への油流出防止のための土嚢構築訓練、ボートを使った海域の油回収訓練も毎年一度実施しています。その他にも、急病人を想定したAEDによる心肺蘇生法の訓練、休日・夜間の災害発生を想定した緊急招集訓練なども実施し、災害や事故に備えています。2015年8月には、赤穂市消防本部主催の消防訓練が赤穂工場で実施されました。
工場が災害によって被害を受けた場合、初動が遅れれば大きな二次被害につながったり製品の供給がストップしてしまう可能性があるため、日ごろの防災訓練とともに、BCP(事業継続計画)の一環として食料・備品の備蓄や従業員への教育を継続的に行い、災害への意識を高めています。